先日、街中を車で走っていたとき、「建築現場って意外と多いなぁ」と気が付きました。
ここの店、新しくなるんだとか、
あそこのお宅、リフォームするんだとか、
ここ田んぼだったのに住宅が建つのかとか、、、
そしてその建築中の足場には、必ずと言っていいくらい、以下のような内容の書かれた『垂れ幕』が掲げられています。
「外壁リフォームなら○○塗装」
「環境にやさしい●●工務店」
「住みやすさを体感しませんか? ▲▲不動産」
「洋服の○○ 営業中」
『現場シート』とか『足場幕』とか、『イメージシート』『看板シート』など、呼び方はいろいろですが、旗・幕ドットコムでは『養生幕』と呼んでいます。
養生幕
https://www.hata-maku.com/product/youjyoumaku/

養生幕はサイズが大きい為、ただでさえすごく目立ちます。その上バックがグレーの防音シートですから余計に目立つのです。通行人に対する最も有効な広告塔ですから、建築現場で『養生幕』を使わない会社はありません。
養生幕の保管方法
さて、そんな風に広告宣伝面で毎日頑張ってくれている養生幕ですが、現場が終わればどのように保管されていますか?
一番多いのは「折り畳んで保管」。しかし・・・?
何人かのお客様に聞いたところ、「折り畳む」という声が多かったです。

折りたためば小さくなり、保管スペースもあまりとりません。
養生幕は、現場が終われば次の現場で使いますから、小さい方がトラックにも載せやすく便利ですからね。
でもメリットはディメリットの裏返しでもあります。
折り畳み保管のディメリット その1
1つは・・・・折りジワです。

当然ではありますが、折り畳むと皺はどうしても付いてしまいます。次の現場で広げて使おうとすると、折り畳んだ跡がついたまま。見た目は決してよくはありません。
のぼり旗のような布製品なら、そのまま使っていれば自然にとれることもありますし、気になるならアイロンを当てることも出来ます。
しかし、養生幕の素材はビニール製のターポリンという生地を使用していますので、アイロンを当てると溶けてしまいます。自然に放置していても直りません。
これが一つ目のディメリット。
折り畳み保管のディメリット その2
2つ目は、折り畳む際に印刷面同士を重ねてしまうと、印字されたインクがくっついてしまうという点。
印刷の世界では「ブロッキング」というそれ用の言葉があるくらい、よくあるトラブルです。
くっ付くだけならはがせばいいだけですが、はがすとインクがいっしょに剥がれてしまうのが問題なのです。
こんな感じ。

夏場は特に要注意です。
おすすめの保管方法は「丸めて保管」!
そこで、これを防ぐためにお勧めしたいのが、養生幕を巻いて保管する方法です!

こんな感じにクルクルっと巻いておけばシワにはなりません。印刷面が重なり合うこともありませんから、ブロッキングのトラブルも起きません。
なので、弊社からお客様に養生幕を出荷する際もこの梱包方法を採用しています。

ただ、ご覧の通り丸めると「折り畳んで保管」より
・スペースをとる
・持ち運びが不便
というディメリットもあります。
でも、です!
建築現場は、近隣にアピールできる一番の広告塔でしたよね!?
つまり、みんなに見られているわけです。いえ、みんなに見て欲しくて『養生幕』を取り付けているわけじゃないですか?
なのにその『顔』である『養生幕』が汚れていたりシワだらけというのでは、本末転倒ですよね。
例えば、もし折り皺が、「ちょうど電話番号や会社のロゴマークのところにきてしまったら・・・」と考えてみてはどうでしょう?
『顔』としてもイマイチですし
“電話番号が見にくくなって、あるべき問い合わせが減ってしまう”
“会社のイメージが損なわれてしまう”
ということも考えられませんか?
そう思うと機会損失でもったいないですよね!?それが、くるくると巻いて保管するだけで印象が良くなり、問い合わせに繋がると思えば、「嵩張るし持ち運びが不便!」なんていう気持ちも吹っ飛びませんか?
もちろん折り畳むより養生幕が傷みにくいので長持ちするのは言うまでもありません!コスト的にメリットもあるわけです。

だから、養生幕はぜひ丸めて保管していただき、綺麗な状態で設置していただきたいのです。
養生幕を綺麗に保管する方法 まとめ
いかがでしたか?
折り畳み保管のメリット・ディメリット
・コンパクトで運びやすい
・保管場所も場所をとらない
・折り皺が目立つ
・インクが剥がれて、デザインが見えにくくなる
丸めて保管のメリット・ディメリット
・折り皺の心配がいらない
・インクの剥がれがない
・折り畳むより幕が傷みにくく、長持ち
・折り畳み保管より大きくて嵩張る
・持ち運びが不便
先にも申し上げた通り、弊社から出荷する際、養生幕を紙管に巻いて段ボール箱に入れてお届けしています。その紙管を繰り返しご活用下さい。段ボール箱も保管箱として活用していただくと、ホコリ除け、傷防止にもなります。
丁寧にご使用頂ければ、長く使え、さらにコストメリットも出てきます。
是非お試しください。
なお、養生幕だけでなく、垂れ幕や横断幕、テーブルクロスなど、ビニールターポリンの商品は同じように巻いて保管することをお勧めします。
