旗や横断幕を仕上げる3つの方法

旗や横断幕を仕上げる3つの方法
横断幕・垂れ幕

旗・幕ドットコムでは、その名の通り、さまざまな『旗』や『幕』をオーダーメイドで製作しております。具体的には、会社や団体のシンボルとして使われる『社旗』や『団旗』、学校やクラブ活動で使用される『部旗・クラブ旗』、イベントや試合などで活躍する『横断幕』など、多種多様なアイテムを取り扱っています。

これらの旗・幕は、ご使用になる場所やシーンによって、適した生地や縫製方法が異なります。たとえば、風雨にさらされる屋外で使用する場合と、屋内で使用する場合とでは、求められる耐久性や仕上がりの見た目も変わってきます。

当社では、お客様の使用環境や用途に応じて最適なご提案ができるよう、様々な生地のバリエーションと、それに合わせた縫製方法をご用意しております。

今回の記事では、旗や幕の縫製について、代表的な3つのパターンを取り上げ、それぞれの特徴をわかりやすくご紹介いたします。ぜひ最後までご覧いただき、仕上げ方法の参考にしていただければ幸いです。

旗や横断幕の仕上げ方法3選

例えば、ツイルという生地を使用する社旗や、団旗・部旗・クラブ旗は周囲の仕上げ方法が三つ折り縫製になります。

屋内向けの横断幕にはポンジやスエードという生地を使用し、周囲の仕上げ方法は切りっぱなしになります。
切りっぱなしと言いましても、ヒートカットという、熱で溶断するカット方法ですので、ほつれてくる心配はありません。

対して、屋外向けの横断幕にはトロマットや帆布、ターポリンといった少し厚みのある生地を使用します。その場合は、周囲の仕上げ方法はロープ縫込みです。

旗を作るなら【三つ折り縫製】

簡単に言うと、三つに折り曲げながら縫う方法です(そのままやなぁ~笑)

このように、生地を折り込みながら2本の針で縫製します。

三つ折り
三つ折りイメージ

仕上がりはこんな感じです。

三つ折り仕上がり

社旗や団旗・部旗・クラブ旗はこの仕様で製作しています。

「耐久性が必要だけれど、風にも軽やかになびかせたい・・・」

そんな旗の仕上げに適しているのが、こちらの三つ折り縫製なのです。

この仕様をお勧めする商品
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家でもできる?

当社では工業用のミシンを使っているため、布の端を折り曲げながら、2本の糸で同時に縫うことが出来ます。

「じゃあ家で旗を作ろうと思っている私には無理だわ~」というアナタ!ご安心下さい。2本針のミシンが無くても、三つ折り縫製に似た加工ができますよ。

三つ折り縫製ではなく、三つ巻縫製と言います。

三つ巻縫製の仕上がり
三つ巻のイメージ

主にのぼり旗を縫製する時の縫い方で、1本針でも縫えます。

「押さえ」という器具が必要にはなりますが、1000円程度で購入することができますよ。

押さえ

【楽天市場】三巻押さえの通販

2本針ではないので、強度の面では三つ折り縫製には劣りますが、自宅の家庭用ミシンでも簡単に縫うことができます。家での製作にはこの方法をお試しください。

手旗や屋内用の横断幕なら【ヒートカット】

先程も少しふれましたが、熱で生地を溶かしながらカットする方法です。

当社で扱っている生地は全て化繊なので、熱で溶かすと端がほつれてきません。ヒートカットなら簡単に生地の端の処理が出来ます。

ヒートカット
ヒートカット2
ヒートカットの切口

生地を溶かして固めるので、ほつれることはありません。風の影響を受けない屋内用の横断幕や手旗などなら、このヒートカット仕上げで十分なのです。

この仕様をお勧めする商品
垂れ幕・横断幕(屋内向け)の詳細はこちら
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屋外の横断幕なら【ロープ縫い込み】

その名の通り、ロープを縫い込みながら生地を折り込む縫製方法です。

三つ折り縫製の中にロープが入っているイメージです。

ロープ縫い込み
ロープ縫い込み2

仕上がりはこんな感じになります。

ロープ縫い込み仕上がり

端の少しポコっとなった所にロープが通っています。
風などの影響を受ける屋外用の横断幕や応援幕では、こちらの仕様が標準になります。ロープを縫い込んでいるので端がほつけにくく長持ちします。

「じゃあ丈夫になるなら、全部このロープ縫込みで良いんじゃない?と思われるかもしれませんね。

丈夫にはなるのですが、ロープを縫い込む分、横断幕が重くなってしまいます。どこかに固定する場合は良いのですが、旗のようにひらひらと靡かせる場合には不向きなのです。

屋外でつけっぱなしにする、横断幕や垂れ幕、養生幕には向いている縫い方といえます。

この仕様をお勧めする商品
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より詳しく知りたい方へ

今回ご紹介した三つ折り縫製やロープ縫込み含め、ミシンを使った縫製の様子を動画でご紹介しています。

実際に旗や横断幕を縫って製作している様子が見れますので、大変参考になるかと思います。是非ご覧くださいませ。

まとめ

今回は旗や横断幕を仕上げる方法を3種類、ご紹介しました。

旗を長持ちさせる方法、縫い方が知りたいという方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

最後になりますが、団旗なら三つ折り!屋外の横断幕ならロープ縫込みでないといけない!という訳ではありません。

「屋外だけど、写真撮影がメイン。ゴワゴワしているのは嫌なので、ヒートカットだけでOK!」
「屋内で使うけどしっかりした横断幕が欲しいな…」

など、お客様によってご希望の仕様は様々あると思います。使い方を教えていただければ、最適な仕上げ方法をご提案させていただきます。

困ったことやお悩みのことがあれば、先ずはお気軽にお問合せくださいね♪

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