養生幕の耐候性について
2021年08月24日
今年も異常気象という文字をニュースでよく目にします。
せっかく作った垂れ幕や旗を長く使っていただくためにも、
雨風の強い日は出来るだけ屋内にしまってくださいね。
荒れた天候の中では垂れ幕や旗の寿命が短くなるというのは、
誰が聞いても理解が出来ると思いますが、
実は、
天気が良すぎても寿命が短くなるって
ご存知でしたでしょうか?
それは、「色褪せ」です。
看板や幕、旗等は、材料自体はしっかりしていたとしても、
印刷されている柄や文字が見えなくなると、
役目を果たすことは出来ません。
インクを使用している商品は、「紫外線」によって
どうしても色褪せが生じます。
春が終わり秋口までは紫外線も増えるので、
色褪せの進行もすすみます。
![夏の空の画像](https://www.hata-maku.com/blog/admin/img/1629787114.jpg)
また、紫外線は色褪せの他にも、
「プラスチックを劣化させる」という特徴もあります。
容赦なしです。
よく自動販売機の横に置いてあるゴミ箱に
触っただけでボロボロっと崩れた!
という経験があるかと思います。
何年もずっと出しっぱなしで放置していると、
樹脂は紫外線により劣化し、ボロボロになってしまいます。
旗は化繊の生地ですし、垂れ幕や養生幕はビニール、
看板も塩ビやポリプロピレンと、紫外線の攻撃を
受けるものばかりです。
特に現場で高所に掲げている養生幕は、
まともに太陽光をあびるので退色が進みやすい環境です。
![高所に掲げる養生幕](https://www.hata-maku.com/blog/admin/img/1629787123.jpg)
現場の多い建設業様は、
一度現場をチェックをされている方がいいですよ!
養生幕は色々な呼ばれ方をしていますが、
会社のイメージを周知させる幕ということで、
「イメージシート」と呼ばれる方も多いです。
そのイメージシートの文字が色褪せで
読めなくなっていては大変です。
さらに、
建築現場は近隣の方の興味も強い場所なので、
色んな所をチェックされています。
色褪せて薄汚い養生幕を掲げていると、
会社の信用にも影響が出そうですね。
![色あせした養生幕](https://www.hata-maku.com/blog/admin/img/1629788765.jpg)
秋から冬にかけては、紫外線と合わせて、
昼間と夜の温度差も養生幕に襲い掛かります。
目には見えませんが養生幕はビニール生地なので、
温度によって伸び縮みしています。
温度差が激しい時期は、
伸縮の幅も大きくなります。
風が強くなる時期なので、
生地が弱っていると破ける原因になります。
以上の理由を考えると、
養生幕のチェック、新調は秋口が一番です!
建築現場の見た目をよりよく保つためにも、
足場についている養生幕のチェックはお忘れなく!
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